TEMBEAのはじまりは「バゲットトート」だった・・・

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※文章はTEMBEAのサイトより参照しています。

2004年、バッグブランドとして「TEMBEA」は始まりました。アイテム第1号は、今も定番として人気を集めているバゲットトートです。その最大の特徴は、ハンドルが片側に寄って付いていることで、バッグを肩に掛けたまま、物の出し入れができるということ。

「当時、使いたいバッグがなくてこんなバッグがあればいいなという純粋な欲求から作ったバッグだった」と話すのはデザイナーの早崎篤史氏。たまたま今使っている6号コーマキャンバス(パラフィン加工)の生地に出会い、これでトートバッグを作りたいと思ったのがきっかけでした。

形としてはまず、電車に乗る時に邪魔にならず、かつしっかりと荷物が入る縦長サイズであること。そして何より、ショルダーが2本だと1本が肩から落ち、その度に肩へ掛け直すというあの地味に面倒な動作をなんとかしたい。そんなバッグへの欲求、不満を解決してくれたのが、「ハンドルを片側に寄せて付けよう」というアイデアでした。肩に掛けたまま物の出し入れができ、ハンドルが肩から落ちることもない独自スタイルの誕生です。

さらには、長い物を入れて飛び出していても気にせず肩に掛けられるくらいのサイズ感とは? そう、バゲットがちょうど収まるイメージに着地。このバッグの名前はそのまま“バゲットトート”になりました。それと同時に、用途や入れるものが決まっている道具としてのバッグを作る、というコンセプトが立ち上がるきっかけにも。

普通にはハンドルが身体側に来るように持つトートで、身体から外側に向かって開口しているので物の出し入れがしやすい、というのが魅力。ただ電車などの人混みでは、荷物が丸見えになってしまうので、そんな場面ではバッグをひっくり返して身体で蓋をするイメージで使ってもらうのがベターです。

またこのシリーズは、洗う度にキャンバス地が次第に柔らかく変化していき、身体に馴染むようになってきます。長く愛用してもらえている理由の一つでもあります。定番サイズから広がって、ミニサイズからLサイズまで展開するバゲットトートのように、愛すべき“ベーシック”シリーズは、これからもまだまだ続いていきます。

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