1950年代〜1990年代、東ヨーロッパ(主にチェコ、スロバキア、ボスニア)には大規模な靴の製造工場が数多くあり、良質な軍用シューズを生産することで知られていました。ドイツ軍は兵士に配給するジャーマントレーナーを、ヨーロッパ各地の靴工場へ入札形式で製造の依頼をし、兵士は配給されたジャーマントレーナーをトレーニングシューズとして使用していました。ジャーマントレーナーは、スロバキア、ポーランド、ボスニア、ポルトガルなど、ヨーロッパ各地の靴工場で作られていたようですが、製造終了後すぐにすべての機材を廃棄していたので、直近のモデルしか残らず、過去に製造していたジャーマントレーナーの詳細は謎のままです。1994年、タナカユニバーサル社の創業者であり伝説のシューズデザイナーとしてすでに世界で活躍していた田中清司が、ジャーマントレーナーを製造し終えた靴工場で廃棄前の機材を発見し、それを基にジャーマントレーナーを作り始めました。リベルテーク社は東ヨーロッパの工場と話し合い、タナカユニバーサルと同一の機材と同一の素材を使用し、タナカユニバーサルのオリジナルモデルと同一のオリジナルモデルのジャーマントレーナーを継承し作っていくことにしました。現在ジャーマントレーナーのオリジナルモデルを商品として製造しているのは、世界中で唯一リベルテーク社のみです。(2022年12月現在)
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Upper : Leather x suede leather
Sole : Synthetic bottom
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SLOVAKIA
1960年代以降、ドイツ軍のトレーニングシューズとして生まれ、当時PUMAやadidas社によって生産された事で有名なジャーマントレーナーの愛称で呼ばれるスニーカーです。